日本とアメリカの教育の大きな違い。
数々あるけれど、「子どもの個性」の範疇がとても広いこと。
日本では、障害といわれている状況に対して、アメリカでは「個性」ととらえる。
教室になじめない子どもを、病気として薬を飲ませるあり方は、私もすごく違和感を感じる。
日本を代表する子どもの教育番組「お母さんといっしょ」には、登場しない車椅子の子ども達も、アメリカの「セサミストリート」には、登場していた。
教室になじめない子どもを、薬で抑えておとなしくさせる。
けれど、ほんのちょっと、環境を整え、ほんのちょっと、人手をかけ、ほんのちょっと、そんな子ども達の様子を見て「いいところ」を拾い上げていったら、その子たちにも無限の可能性が広がっていくのに……豊かな世界が、ひろがっていくのに。